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文献詳細

雑誌文献

臨床検査39巻5号

1995年05月発行

文献概要

今月の主題 定量検査のQM―精度向上への道筋 外部精度アセスメント(EQA)

臨床的許容限界―血球計測値を中心に

著者: 渡辺清明1

所属機関: 1慶應義塾大学医学部附属病院中央臨床検査部

ページ範囲:P.561 - P.564

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 臨床検査の精度管理のゴールは,分析によるバイアスとバライアビリティが検査結果の臨床的判断に影響を与えないことであるが,日本ではまだ設定されていない.ごく最近,JCCLSでは,血球計測値の臨床的許容限界を検討した.その結果,わが国では,Hbは3%,赤血球数およびMCVは4%,白血球数は5%,血小板数は7%程度が検査誤差の臨床的許容限界との成績を得た.今後,他の検査についても同様に臨床的許容限界が定められることを期待する.〔臨床検査39:561-564,1995〕

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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