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文献詳細

雑誌文献

臨床検査39巻5号

1995年05月発行

文献概要

研究

血餅からの簡単なDNA抽出法と臨床検査,研究への応用

著者: 金井信行1 小國幸子1 上明戸智子1 藤井丈士1 斎藤建1 川上剛2

所属機関: 1自治医科大学病理学講座 2白川村国保白川診療所

ページ範囲:P.609 - P.613

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 通常臨床検査の現場では,廃棄されている血清分離後の血餅を用いたDNAの抽出方法を開発した.1.5mlのチューブを使って行うプロテナーゼK―塩/クロロホルム-90%エタノール法は,簡単で患者に余分な採血をする必要がなく,遺伝学的研究のための検体の収集が容易である.また,4℃で長期保存ができ100~1,000回のPCRが可能な量で,今後の遺伝子診断,疾患の連鎖解析の研究に応用範囲は広い.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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