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今月の主題 抗体蛋白 技術解説
梅毒トレポネーマ抗体
著者: 菅原孝雄1
所属機関: 1東洋公衆衛生学院
ページ範囲:P.689 - P.693
文献購入ページに移動 梅毒トレポネーマ抗体は,梅毒血清反応で検出される感染抗体である.梅毒の診断に当たっては,用いる抗原の状態によって,主としてIgG抗体のみに反応する場合と,IgM抗体への反応性が高くなる場合とがある.
IgM抗体の検出は,初期抗体の検出による早期診断,梅毒の病期と治癒の判定,先天性梅毒の際の胎児への感染の有無などに有用な反応と考えられている.〔臨床検査39:689-693,1995〕
IgM抗体の検出は,初期抗体の検出による早期診断,梅毒の病期と治癒の判定,先天性梅毒の際の胎児への感染の有無などに有用な反応と考えられている.〔臨床検査39:689-693,1995〕
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