icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床検査39巻6号

1995年06月発行

研究

パワースペクトル解析法による心拍ゆらぎの加齢性変化

著者: 阪本實男1 山田直美2 田中克往1

所属機関: 1大阪府立成人病センター脳神経科 2住友病院臨床検査部

ページ範囲:P.727 - P.731

文献概要

 心拍ゆらぎをパワースペクトル解析し,各周波数成分の加齢性変化を検討した.交感,副交感の両神経系活動を反映しているとみなされるLFとパワースペクトルの平均,副交感神経系活動を表すHF,体液性交感神経系活動との関連性を示唆されているVLFなどは加齢で減少した.LF/HFは交感神経系,パワースペクトルの回帰直線の勾配は交感,副交感の両神経系の各活動を評価する規格化した指標に利用できる可能性を示した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら