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文献詳細

雑誌文献

臨床検査39巻7号

1995年07月発行

文献概要

今月の主題 赤血球―新しい展開 総説

溶血性疾患(貧血)の検査診断

著者: 濱﨑直孝1

所属機関: 1九州大学医学部臨床検査医学講座

ページ範囲:P.749 - P.753

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 赤血球はその直径よりも狭い毛細血管をすばやく通り抜け体内の隅々まで循環し酸素を組織へ運搬している.赤血球の膜蛋白質,細胞内酵素,ヘモグロビンはお互いに協調して作用し,赤血球で酸素を運搬している限り,決して過剰な酸素を組織へ供給しないような仕組みを作り上げている.このような赤血球の構成成分に異常が出現すると,赤血球の機能異常が起こり,結果として,循環している赤血球の寿命が短縮し溶血性疾患が起こる.
 このような溶血性疾患の診断には系統的な検査診断を行う必要があり,その概略を述べる.〔臨床検査 39:749-753,1995〕

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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