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目でみる症例―検査結果から病態診断へ・31
急性心筋梗塞における再灌流療法―冠動脈造影による診断
著者: 米田孝司1 片山善章1
所属機関: 1国立循環器病センター臨床検査部
ページ範囲:P.823 - P.827
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図1,2は急性心筋梗塞患者(症例1,2)における冠動脈造影である.
図1の矢印に示すように,症例1は冠動脈の比較的細い部分(RCA3)に血栓が詰まった(図3を参照)症例である.図1―aの冠動脈内血栓溶解療法(ICT)前や図1―bのICT中(UK48×104単位注入)では閉塞しているが,図1―cのICT中(UK72×104単位注入)では再開通しており,冠動脈造影により再灌流療法は成功していると考えられ,この患者は予後良好であった.
図1,2は急性心筋梗塞患者(症例1,2)における冠動脈造影である.
図1の矢印に示すように,症例1は冠動脈の比較的細い部分(RCA3)に血栓が詰まった(図3を参照)症例である.図1―aの冠動脈内血栓溶解療法(ICT)前や図1―bのICT中(UK48×104単位注入)では閉塞しているが,図1―cのICT中(UK72×104単位注入)では再開通しており,冠動脈造影により再灌流療法は成功していると考えられ,この患者は予後良好であった.
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