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文献詳細

雑誌文献

臨床検査39巻7号

1995年07月発行

文献概要

研究

家庭用電子レンジを用いた銀染色法

著者: 佐々木政臣1 若狭研一1 桜井幹己1 田部正則1

所属機関: 1大阪市立大学医学部付属病院病理部

ページ範囲:P.845 - P.849

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 家庭用電子レンジを用いて銀染色を行い染色時間の短縮化と操作の簡便化を図った.PAM,グロコット染色では,銀液にマイクロウェーブ(以下MW)を40~50秒間照射後,1~6分間放置することで良好な染色結果が得られ,グリメリウス,フォンタナ・マッソン染色では,銀液にMWを40秒間照射後,60℃艀卵器で1~2時間放置することで良好な染色結果が得られた.また,各銀液における硝酸銀の濃度はPAM染色では0.2%,グロコット染色では0.1%,グリメリウス染色では0.03~0.05%,フォンタナ・マッソン染色では0.125~0.125%が適当と思われた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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