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文献詳細

雑誌文献

臨床検査39巻7号

1995年07月発行

資料

CEA基準値の再検討―血清OEA値に及ぼす喫煙,性,加齢の影響

著者: 桑原正喜1 岩越典子1 坂野俊和1 萩野真子1 武馬裕美子1 北山和代1 有吉寛1

所属機関: 1愛知県がんセンター臨床検査部

ページ範囲:P.851 - P.855

文献概要

 喫煙あるいは,性,年齢の血清CEA値に及ぼす影響の程度を明らかにし,臨床的に使用する基準値を再検討した.喫煙歴の把握できている健常人649名の血清CEA値を分析し,血清CEA値が喫煙の影響を大きく受けること,加齢の影響が見られることを再確認した.この成績を背景として,血清CEA値の基準値を喫煙量別に,あるいは非喫煙者においては年齢別に求めた.ROC曲線からは,癌疾患と非癌疾患を鑑別する至適なカットオフ値は得られなかった.しかし,喫煙量あるいは年齢を考慮した基準値をカットオフ値として用いることの有用性が示唆された.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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