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乳癌中のエストロゲンレセプター陽性細胞率の算出法―ポラロイド写真を用いて
著者: 澤田茂博1 貝森光大1 和田龍一2
所属機関: 1青森県立中央病院臨床検査部 2弘前大学医学部第一病理学教室
ページ範囲:P.857 - P.858
文献購入ページに移動乳癌組織内のエストロゲンレセプター(ER)の動向は内分泌療法上重要であり,dextran-coated charcoal(DCC)法による生化学的測定値が用いられている.しかし,ER高値にもかかわらず内分泌療法に反応しない場合もあり1),近年免疫組織学的染色によるERの局在の検討が併用されつつある.また,乳癌組織中におけるERとプロゲステロンレセプターとの関係も両者の局在の検討抜きには考えられず,今後免疫組織学的な両者の検討はますます重要である.
ところで,免疫組織学的染色を施行した場合,陽性細胞の定量化が必要であり,従来種々の方法が試みられている1~3).今回われわれは客観性および再現性に重点を置き,ポラロイド写真を用いて検討したので結果を報告する.
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