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文献詳細

雑誌文献

臨床検査39巻8号

1995年08月発行

文献概要

コーヒーブレイク

くるま(狂魔)時代

著者: 屋形稔1

所属機関: 1新潟大学

ページ範囲:P.866 - P.866

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 車の免許を取得してから40年近くになる.昔は高速道路など無論なく国道でも舗装の少ないがたがた道であったが,よく新潟から東京まで往復したものである.三国峠などはトンネルも少ない山道で,トラックが来ると車をよせてすれ違った.段々と道がよくなると途中1回ほど休むだけで7~8時間かけてふっとばしたのを思い出す.
 あまり浮気性でないのでトヨタ車ばかりパブリカ(この時代はパブリカ同士手をふるくらいゆとりがあった)から始まってコロナ,マークⅡなど数年おきに取り替えて乗った.定年になって初めて浮気して潜在的に乗りたいと思っていたアウディに換えた.これは昔岐阜へ遊びに行ったとき岐阜大中検の技師さんに乗せてもらって何と洒落た車だというインパクトがあったためである.ドイツのアウトバーン向きに作られているだけあってスピートを出せば出すほどクッションが下に吸いつくように安定し,あたかも静止したごとくなり国産車のようにスピードを出したという感覚が全くない.最近はエメラルドグリーンのアウディ2,600ccがあまりにセンスよく滑るような走りなので乗り換え愛用している.先日岐阜大のN教授にあの技師さんは今何に乗ってるか伺ったらベンツを乗り廻している由で,くるま人生に親しみを感じた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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