icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床検査39巻8号

1995年08月発行

文献概要

資料

ELISA法によるHelicobacter pylori IgG抗体測定キットの境界域に関する検討

著者: 櫻井伊三1 浪岡知子1 中川泉1 久住幸一1 箱崎幸也2 桑原紀之1

所属機関: 1自衛隊中央病院研究検査部 2自衛隊中央病院内科

ページ範囲:P.977 - P.979

文献購入ページに移動
 Helicobacter pylori (H.pylori)感染の診断におけるELISA法による血清抗体価の測定は有用であるが,カットオフ値付近の境界域範疇の検体をどう扱うかに問題がある.そこで,3種のH.pylori抗体測定キットを用いて,カットオフインデックスからこの問題に検討を加えた.その結果,6.5~17.3%の患者が境界域の範疇に入っており,キット間で差が認められた.また,培養法,組織学法,ウレアーゼ法の結果と一致しなかった検体は,大半が境界域であった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?