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文献詳細

雑誌文献

臨床検査39巻9号

1995年09月発行

文献概要

今月の主題 人畜共通感染症 病態と技術解説

恙虫病

著者: 内川公人1

所属機関: 1信州大学医学部寄生虫学

ページ範囲:P.1021 - P.1028

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 恙虫病リケッチアはアカツツガムシ属数種の一部個体群の共生体であり,それを保持する悪虫幼児が恒温動物に寄生して伝播し,ヒトだけに恙虫病を発病させる.発病すると,特徴的な症状が現れるので,まず,臨床診断を下す.確定診断は,血中抗体価が上昇することを確かめるか,有熱期の血中から病原体を分離して下される.疫学上,媒介種幼虫の発生動態とその個体群が保持するリケッチアの性状を見極めることが肝要である.〔臨床検査 39:1021-1028,1995〕

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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