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文献詳細

雑誌文献

臨床検査39巻9号

1995年09月発行

今月の主題 人畜共通感染症

話題

Bartonella henselaeとネコひっかき病

著者: 丸山総一1

所属機関: 1日本大学農獣医学部獣医学科獣医公衆衛生学研究室

ページ範囲:P.1047 - P.1049

文献概要

1.はじめに
 ネコひっかき病(cat-scratch disease;CSD)は,発熱,局所リンパ節の腫脹,ならびに皮膚の丘疹,膿疱,潰瘍形成などを主な症状とする良性の疾病で,その名の示すとおりネコによるひっかき傷,咬傷により発症する.本症の病原体は,長い間不明のままであった.ところが,近年になって,本症は細菌性の疾患であることが,明らかとなってきた.ここでは,CSDの病原体として近年注目されている新種の細菌,Bartonella hen-selaeと本症の関係について解説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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