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甲状腺硝子化索状腺腫
著者: 清水道生1
所属機関: 1川崎医科大学病理学教室
ページ範囲:P.1078 - P.1080
文献購入ページに移動 硝子化索状腺腫(hyalinizing trabecular adeno-ma)は1987年にCarneyら1)によって初めて提唱された甲状腺腫瘍で,濾胞腺腫の特殊型として位置づけられている.実際には1982年にWard ら2)により細胞質に豊富なフィラメントを有するhyaline cell tumorとして同様の腫瘍が発表されていたが,この電顕所見は非特異的なものと考えられていた.硝子化索状腺腫は甲状腺の中でもまれな腫瘍で,報告例はいまだ少なく50例に満たない.
肉眼的には被膜を有する,境界明瞭な充実性の腫瘤で,大きさは通常直径2cm以下である.割面の色調は灰白色ないしは黄褐色で,通常の腺腫とほとんど区別がつかない.
肉眼的には被膜を有する,境界明瞭な充実性の腫瘤で,大きさは通常直径2cm以下である.割面の色調は灰白色ないしは黄褐色で,通常の腺腫とほとんど区別がつかない.
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