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Partial-Dとモノクローナル抗D
著者: 大久保康人1
所属機関: 1大阪府赤十字血液センター
ページ範囲:P.1081 - P.1083
文献購入ページに移動 Partial-DはDの部分抗原を欠くDvariantと定義されているが,Tippett1)(MRC:MedicalResearch Council血液型部門)によって表1に示すように,DIIからDVIIに分類されている.この表でわかるように,partial-Dの分類はD抗原陽性者に産生された種々のポルクローナル抗Dを用いてその反応性の違いから分けられている.なお,Goa(Rh 30)はDIVaのマーカー,Dw(wie1)(Rh 23)はDVaのマーカーTar(Rh 40)はDVHのマーカーであり,各partial-DはそれぞれのRh型の低頻度抗原と関連していることがわかっている.
最近ではモノクローナル抗Dの出現によって,Tippettの分類に必ずしも当てはまらないものも検出されてきているので,近い将来さらに再分類されると考えられる.
最近ではモノクローナル抗Dの出現によって,Tippettの分類に必ずしも当てはまらないものも検出されてきているので,近い将来さらに再分類されると考えられる.
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