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文献詳細

雑誌文献

臨床検査40巻10号

1996年10月発行

文献概要

今月の主題 糖尿病―診断・治療の指標 技術解説

1,5アンヒドログルシトール(1,5AG)

著者: 山内俊一1

所属機関: 1帝京大学医学部第二内科

ページ範囲:P.1143 - P.1148

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 1,5AGは,体内に豊富に含まれる糖アルコールで,高血糖に伴う尿糖により再吸収が拮抗阻害を受け,尿中へ喪失されて血中濃度が低下する.近年,日本独自に研究が進められ,世界に先駆けて血糖コントロール指標としての臨床応用に成功した.現在,日本全体での測定件数は月間30万件に達する.1,5AGは特に軽度高血糖領域で感度鋭く,リアルタイムに変化して,血糖変動を正確・確実に知らせる.また個人の正常値を持ち,治療の個別化にも役だつ.〔臨床検査40:1143-1143,1996〕

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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