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文献詳細

雑誌文献

臨床検査40巻10号

1996年10月発行

文献概要

今月の主題 糖尿病―診断・治療の指標 技術解説

GAD抗体

著者: 小林哲郎1

所属機関: 1虎の門病院内分泌代謝科

ページ範囲:P.1155 - P.1159

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 GAD抗体は膵島細胞(主としてβ細胞)脳などに存在するグルタミン酸脱炭酸酵素(glutamic aciddecarboxylase)に対する自己抗体である.GAD抗体はGADのレコンビナント蛋白を用いて簡便に測定でき、国際標準化も進んでいる.この抗体が糖尿病患者で陽性の際には,インスリン依存型糖尿病(IDDM)もしくは緩徐に進行するIDDM (slowly progressiveIDDM;SPIDDM)である可能性が高くなる.特にSPIDDMではGAD抗体の抗体価は高値で診断的有用性が高い.〔臨床検査40:1155-1159,1996〕

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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