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文献詳細

雑誌文献

臨床検査40巻10号

1996年10月発行

文献概要

今月の主題 糖尿病―診断・治療の指標 技術解説

AGE

著者: 藤井渉1 牧田善二1

所属機関: 1北海道大学医学部第二内科

ページ範囲:P.1161 - P.1166

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 生体内蛋白が還元糖と非酵素的に反応することにより,特有の蛍光を持つ褐色のAGEと呼ばれる物質が生成する.糖尿病患者ではAGEが組織に蓄積し,合併症(腎症,網膜症,神経症など)の成因の1つと考えられている.AGEは多様な物質であり,それぞれのAGEの性質に応じて,機器分析,蛍光の測定,免疫学的手法などを用いて定量される.AGEの測定技術は,現在のところ普遍的なものではなく,その普及が望まれる.〔臨床検査40:1161-1167,1996〕

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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