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文献詳細

雑誌文献

臨床検査40巻10号

1996年10月発行

文献概要

今月の主題 糖尿病―診断・治療の指標 話題

非観血的血糖測定装置

著者: 菊地眞1

所属機関: 1防衛医科大学校医用電子工学講座

ページ範囲:P.1175 - P.1176

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1.はじめに
 採血による観血的連続血糖測定では,総採血量が多くなり,また採血局所における出血,感染,疼痛が問題となる.非観血的な検体採取法について検討を重ねた結果,非観血的に表皮角質層を除去した後に,皮膚表面を減圧吸引することにより微量な検体(吸引浸出液:suction effusion fluid:以下SEF)が採取できることを見いだした.吸引浸出液量は400mHg陰圧時で約36±11μl/時・cm2と微量であるため,採取に適する吸引装置が必要であり,また糖濃度測定には微小な半導体型バイオセンサを使用する必要がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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