文献詳細
今月の主題 糖尿病―診断・治療の指標
話題
文献概要
1.はじめに
採血による観血的連続血糖測定では,総採血量が多くなり,また採血局所における出血,感染,疼痛が問題となる.非観血的な検体採取法について検討を重ねた結果,非観血的に表皮角質層を除去した後に,皮膚表面を減圧吸引することにより微量な検体(吸引浸出液:suction effusion fluid:以下SEF)が採取できることを見いだした.吸引浸出液量は400mHg陰圧時で約36±11μl/時・cm2と微量であるため,採取に適する吸引装置が必要であり,また糖濃度測定には微小な半導体型バイオセンサを使用する必要がある.
採血による観血的連続血糖測定では,総採血量が多くなり,また採血局所における出血,感染,疼痛が問題となる.非観血的な検体採取法について検討を重ねた結果,非観血的に表皮角質層を除去した後に,皮膚表面を減圧吸引することにより微量な検体(吸引浸出液:suction effusion fluid:以下SEF)が採取できることを見いだした.吸引浸出液量は400mHg陰圧時で約36±11μl/時・cm2と微量であるため,採取に適する吸引装置が必要であり,また糖濃度測定には微小な半導体型バイオセンサを使用する必要がある.
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