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文献詳細

雑誌文献

臨床検査40巻12号

1996年11月発行

文献概要

今月の主題 臨床化学とHPLC 技術解説

リポ蛋白

著者: 岡崎三代1

所属機関: 1東京医科歯科大学教養部

ページ範囲:P.1281 - P.1292

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 リポ蛋白の臨床検査の分野では,沈澱法に代わって新しいHDL-コレステロールの測定法が登場したため,その基準分析法に関心が高まっている.また悪玉コレステロールとされているLDL-コレステロールは,超遠心法以外に定量法がないため,TC,TG,HDL-コレステロールから計算した値が用いられている.HPLC法によりリポ蛋白をCM,VLDL,LDL,HDLの4つに分画し,各分画のコレステロールを定量できる計算ソフトが開発され,リポ蛋白分析システムの臨床検査法としての実用化が可能となった.5μlの血清から15分で,リポ蛋白を量と質の両面から捉えることができる本システムの臨床診断への利用法について紹介する.〔臨床検査40:1281-1292,1996〕

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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