icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床検査40巻13号

1996年12月発行

文献概要

今月の主題 基準値 診断基準

免疫グロブリン欠乏症(原発性)の診断基準

著者: 窪田哲朗1

所属機関: 1東京医科歯科大学医学部保健衛生学科

ページ範囲:P.1440 - P.1441

文献購入ページに移動
 原発性免疫不全症候群には表1に示すような疾患が含まれる.これらの疾患を疑うきっかけとなる症状は易感染性であり,頻回に感染を繰り返し,しかも肺炎,髄膜炎,敗血症などの重症感染症や,日和見感染症などを起こしやすい.その場合に,個々の疾患に特徴的な症状,臨床所見などを参照しながら鑑別診断を進めていくことになる.機械的にあてはめればすむような診断基準はない.
 免疫グロブリン産生障害は主に表1のAの1および2に属する疾患に認められるが,これらのうちわが国における頻度の多い7疾患について,その特徴を表2に示した.ほかの疾患については文献1)を参照のこと.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?