文献詳細
文献概要
今月の主題 基準値 診断基準
呼吸不全(血液ガス異常)の診断基準
著者: 川上義和1
所属機関: 1北海道大学医学部第1内科
ページ範囲:P.1442 - P.1442
文献購入ページに移動1.定義
呼吸不全(respiratory failure)は,ガス交換の面から"肺ガス交換異常により血液ガス特に酸素分圧,炭酸ガス分圧が異常値を示し,そのため生体が正常な機能を営めない状態"と定義されている.したがって,呼吸器ばかりでなく循環器疾患,神経・筋疾患などあらゆる疾患が呼吸不全の状態になりうる.慢性呼吸不全はこのような状態が1か月以上続く場合を指すこと,としている.
呼吸不全(respiratory failure)は,ガス交換の面から"肺ガス交換異常により血液ガス特に酸素分圧,炭酸ガス分圧が異常値を示し,そのため生体が正常な機能を営めない状態"と定義されている.したがって,呼吸器ばかりでなく循環器疾患,神経・筋疾患などあらゆる疾患が呼吸不全の状態になりうる.慢性呼吸不全はこのような状態が1か月以上続く場合を指すこと,としている.
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