文献詳細
文献概要
シリーズ最新医学講座―遺伝子診断 Technology編
遺伝子検査室のデザインの基礎
著者: 引地一昌1
所属機関: 1(株)エスアールエル遺伝子・染色体解析センター
ページ範囲:P.1447 - P.1450
文献購入ページに移動はじめに
遺伝子検査は急速に臨床検査の中に広がってきており,細菌・ウイルスの検出を手始めとしてキットも数多く発売されるようになってきた.遺伝子検査キットについては高い感度を追求していることから各種の核酸増幅法が用いられている.特に,PCR (polymerasechain reaction)に代表されるDNA増幅法,RNA増幅法(NASBA,3SR法など)では実施にあたって核酸の増幅産物によるコンタミネーションに対する注意が必要である1).
遺伝子検査が広がっていくことにより検査室の設計,設備にっいても従来の検査室とは異なり,新しい概念が必要となってきた.ルーチン検査で核酸増幅法を用いて大量に同一検査を実施する場合にはコンタミネーションを防ぐために検査室の設計に工夫が必要である.
遺伝子検査は急速に臨床検査の中に広がってきており,細菌・ウイルスの検出を手始めとしてキットも数多く発売されるようになってきた.遺伝子検査キットについては高い感度を追求していることから各種の核酸増幅法が用いられている.特に,PCR (polymerasechain reaction)に代表されるDNA増幅法,RNA増幅法(NASBA,3SR法など)では実施にあたって核酸の増幅産物によるコンタミネーションに対する注意が必要である1).
遺伝子検査が広がっていくことにより検査室の設計,設備にっいても従来の検査室とは異なり,新しい概念が必要となってきた.ルーチン検査で核酸増幅法を用いて大量に同一検査を実施する場合にはコンタミネーションを防ぐために検査室の設計に工夫が必要である.
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