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今月の表紙 表在性真菌症の臨床検査シリーズ
皮膚カンジダ症―2.培養検査および分子生物学的検査
著者: 山口英世1 内田勝久1 村山琮明2
所属機関: 1帝京大学医真菌研究センター 2帝京大学医学部細菌学
ページ範囲:P.118 - P.119
文献購入ページに移動Candidaに限らず,一般に病原性酵母の形態学的性状を調べる検査法としては,スライド培養法やダルモ平板法(画線培養法)が広く用いられている.これらの方法によって作成された光学顕微鏡観察用標本から,菌糸,特に仮性菌糸の形成の有無,菌糸の発育形態と様式の特徴,形成される無性胞子のタイプなどを容易に知ることができる.この検査には,旺盛な仮性菌糸発育や無性胞子形成を促すという理由から,コーンミール寒天(ツイーン80含有または非含有)が最適である.
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