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フローサイトメトリーを用いた尿中単核球の解析―腎疾患診療への応用
著者: 堀田修1
所属機関: 1仙台社会保険病院腎センター
ページ範囲:P.214 - P.215
文献購入ページに移動 血尿を有する患者の診療に際し,内科的疾患であるか,泌尿器科的疾患であるかの鑑別,さらには,内科的腎疾患が疑われた場合,いかなる腎症が存在するかの2点が問題となる.筆者らは尿中単核球の解析が血尿患者の疾患ならびに病態の鑑別にきわめて有用であることを見いだしたのでここに紹介する.
血尿を呈し,進行性の経過をたどる糸球体疾患はいずれも基本的には,増殖性糸球体腎炎の形態をとる.現在,全国で約15万人の慢性腎不全患者が透析医療を受け,その数は年々約1万人ずつ増加を続けている.その中で増殖性糸球体腎炎は糖尿病性腎症と並び,慢性腎不全の最も主要な原因疾患群である.
血尿を呈し,進行性の経過をたどる糸球体疾患はいずれも基本的には,増殖性糸球体腎炎の形態をとる.現在,全国で約15万人の慢性腎不全患者が透析医療を受け,その数は年々約1万人ずつ増加を続けている.その中で増殖性糸球体腎炎は糖尿病性腎症と並び,慢性腎不全の最も主要な原因疾患群である.
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