icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床検査40巻2号

1996年02月発行

文献概要

研究

白血球DNA定量に及ぼすホルマリン固定の影響

著者: 桑岡勲1 中西和夫1 長谷一憲1 山崎亜矢子1 桑名恭子1 坂田優美1 古賀順子1 長家尚2

所属機関: 1飯塚病院中央検査科 2飯塚病院外科

ページ範囲:P.227 - P.230

文献購入ページに移動
 ホルマリン固定パラフィン包埋切片標本からのDNA定量は組織との対比が可能である利点を有するが,その定量性が低下する欠点が存在する.この定量性が失われる要因を明らかにするために,リンパ球,顆粒球,単球の3者を全く同一条件下でホルマリン固定の影響をDNA定量して検討した.ホルマリン固定は細胞質のみならず核にも直接影響し,かつその影響の程度は細胞の種類によって異なるため定量性が低下することがわかった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?