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文献詳細

雑誌文献

臨床検査40巻2号

1996年02月発行

文献概要

資料

妊娠・非妊娠のChlamydia抗原検出および年度別・年齢別の陽性率

著者: 山本豊1 松本裕史2

所属機関: 1金沢赤十字病院中央検査部 2金沢赤十字病院産婦人科

ページ範囲:P.237 - P.239

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 昭和62年8月12日から平成7年3月31日(1987~1995)までの期間において,当院産婦人科を受診した妊婦(15~20週),および非妊婦の子宮頸管炎などを疑う患者計11,917症例について,Chlamydia trachomatis抗原の検出を年度別に試み,陽性率を検討した.全体の陽性率は6.5%であり妊婦5,711症例の陽性率は3.5%,非妊婦6,206症例の陽性率は9.2%であった.
 年齢別による妊婦,非妊婦の11,105症例は昭和63年4月から平成7年3月までの期間非妊婦(15~20歳)20.3%,妊婦(15~20歳)13.2%,非妊婦の若年層に陽性率が高かった.年度別では妊婦における陽性率はわずかであるが年々増加の傾向がみられた.また非妊婦では年度別増加はないものの妊婦に比べ依然として高い陽性率を示した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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