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文献詳細

雑誌文献

臨床検査40巻3号

1996年03月発行

文献概要

今月の主題 悪性リンパ腫 技術解説

遺伝子検査

著者: 杉本耕一1 押味和夫1

所属機関: 1順天堂大学医学部血液内科

ページ範囲:P.285 - P.290

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 悪性リンパ腫の診断上,サザンブロット法による抗原受容体遺伝子再構成の解析は,腫瘍細胞の単クローン性増殖を示すうえでもっとも有効な方法である.さらに,悪性リンパ腫病態の分子生物学的な研究の進展に伴って,病型特異的な染色体転座が遺伝子レベルの再配列として把握されるようになり,これをPCR法によって検出することが可能となってきた.これらの遺伝子診断は,検体量が少なかったり,検体中の腫瘍細胞数の割合が低い場合にも有効な方法であり,今後,集学的な治療後の効果判定などにも有用性を発揮すると思われる.〔臨床検査 40:285-290,1996〕

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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