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Diff-Quik染色
著者: 広川満良1
所属機関: 1川崎医科大学病理学教室
ページ範囲:P.347 - P.348
文献購入ページに移動染色液は固定液(淡青色),Diff-Quik Ⅰ液(赤色),Diff-Quik Ⅱ液(紫色)の3液からなり,国際試薬から市販されている.固定液はメタノールが主成分で,100%メタノール液で代用できる.Diff-Quik Ⅰ液はエオジンが,Diff-Quik Ⅱ液はメチレンブルーとアズールⅠ液が主成分である.Diff-Quik染色を行う場合,まず塗抹後直ちに冷風で十分に乾燥させ,次に固定液の中で5秒間ぐらい固定する.その後,Diff-Quik Ⅰ液に5~10秒間,Diff-Quik Ⅱ液に10~15秒間浸し,流水で水洗し,検鏡する.染色操作は簡単で,染色性が薄い場合は,Ⅰ・Ⅱ液それぞれの所からやり直す.
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