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文献詳細

雑誌文献

臨床検査40巻4号

1996年04月発行

文献概要

今月の主題 注目のグラム陽性菌 レンサ球菌

Streptococcus milleri group

著者: 新里敬1 草野展周2

所属機関: 1琉球大学医学部第一内科 2琉球大学医学部附属病院検査部

ページ範囲:P.399 - P.403

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"Streptococcus milleri group"は全身に常在するレンサ球菌である.膿瘍形成性疾患を惹起し,嫌気性菌との混合感染が比較的多く認められる.嫌気環境下や炭酸ガス環境下での培養が望ましく,菌種レベルの同定には酵素反応試験が必要である.病原因子はまだ明確ではないが,菌体外酵素の産生,莢膜の存在,嫌気性菌との相乗作用などが考えられている.〔臨床検査40:399-403,1996〕

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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