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今月の主題 注目のグラム陽性菌 レンサ球菌
B群レンサ球菌による新生児感染症
著者: 松田靜治1
所属機関: 1江東病院
ページ範囲:P.404 - P.407
文献購入ページに移動 新生児期のB群溶レン菌感染症は,感染経路の特異性(垂直感染,水平感染)とともに発症例は少ないが,致命率の高いことから重症感染症の代表的疾患である.病態上早発型(肺炎・敗血症),遅発型(髄膜炎)に分けられ,血清型別上若干の特徴がみられる.対策としては,妊婦保菌者の正確な検出方法の確立と保菌妊婦の抗体保有状況の把握に努めることが大切であり,抗菌剤投与など治療の一端を述べた.〔臨床検査40:404-407,1996〕
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