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文献詳細

雑誌文献

臨床検査40巻4号

1996年04月発行

文献概要

今月の主題 注目のグラム陽性菌 肺炎球菌

ペニシリン耐性肺炎球菌の耐性機構

著者: 久我明男1 井上松久1

所属機関: 1北里大学医学部微生物学教室

ページ範囲:P.431 - P.435

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 肺炎球菌は中耳炎,副鼻腔炎,慢性気道感染症、細菌性髄膜炎などの起因菌であり,ペニシリンをはじめとしたβ-ラクタム系薬に耐性を示すペニシリン耐性肺炎球菌の増加が世界中で問題となっている.これらペニシリン耐性肺炎球菌は大病院での分離率増加のみならず,市中病院の分離菌からも検出される.さらに本耐性菌は多剤耐性化の傾向にあり,検査に携わる者としてはその動向に注意しておく必要がある.〔臨床検査40:431-435,1996〕

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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