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文献詳細

雑誌文献

臨床検査40巻4号

1996年04月発行

文献概要

今月の主題 注目のグラム陽性菌 腸球菌

尿路感染症と腸球菌群

著者: 広瀬崇興1

所属機関: 1札幌医科大学泌尿器科

ページ範囲:P.449 - P.455

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 尿路感染症における腸球菌の大部分はE.faecalisであり,過去20年間で増加してきた.E.faecalisは大腸菌などと比べると,実験的にも臨床的にも病原性は弱いものの,単独感染でも明らかに急性腎盂腎炎やurosepsisを発症させており,特に菌数が多い場合や易感染性患者では無視できない.血清型別では2型と4型株の病原性が強かった.血清型別により院内尿路感染を疫学的に調べると交差感染の可能性も示唆された.〔臨床検査40:449-455,1996〕

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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