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食物繊維摂取量の評価指標
著者: 辻啓介1
所属機関: 1国立健康・栄養研究所応用食品部
ページ範囲:P.470 - P.471
文献購入ページに移動 食物繊維は"人の消化酵素によって消化,吸収されない食物成分"と定義されている.食しても,利用されない成分と考えられていたが,大腸での腸内微生物による発酵でかなり低分子化され,エネルギー源となったり,短鎖脂肪酸に変化して重要な生理作用を発揮することが明らかとなっている.
1994年,厚生省は"第五次改訂日本人の栄養所要量"において,食物繊維は成人1人当たり1日20~25gの摂取が望ましいとして,目標摂取量を設定した.食物繊維は長い間非栄養素とみなされてきたが,今回の措置によりようやく栄養素としての評価がなされたことになる.
1994年,厚生省は"第五次改訂日本人の栄養所要量"において,食物繊維は成人1人当たり1日20~25gの摂取が望ましいとして,目標摂取量を設定した.食物繊維は長い間非栄養素とみなされてきたが,今回の措置によりようやく栄養素としての評価がなされたことになる.
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