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文献詳細

雑誌文献

臨床検査40巻5号

1996年05月発行

文献概要

今月の主題 心筋梗塞の生化学的マーカー 心筋構造蛋白の臨床検査〔総論〕

心筋構成(構造)蛋白の考え方

著者: 高木康1

所属機関: 1昭和大学医学部臨床病理

ページ範囲:P.550 - P.554

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 心筋構成成分は心筋傷害を推測する特異的な生化学的指標として注目されている.心筋構成成分は心筋が真に傷害されないかぎりは血中に出現しないため,心筋傷害の正確な指標となりうる.また,トロポニンのように細胞質に遊離型としても存在するものは,心筋傷害が生ずると直ちに血中に遊出・出現するため早期指標としても優れている.心筋特異性の高い抗体を用いた測定系により微小梗塞の検出も可能であり,今後の発展が期待される.〔臨床検査 40:550554,1996〕

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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