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文献詳細

雑誌文献

臨床検査40巻5号

1996年05月発行

文献概要

今月の主題 心筋梗塞の生化学的マーカー 心筋構造蛋白の臨床検査〔各論〕

トロポニンT

著者: 清野精彦1 富田喜文1 星野公彦1 子島潤2 高野照夫2 説田浩一3

所属機関: 1日本医科大学第一内科 2日本医科大学附属病院集中治療室 3海老名総合病院循環器センター

ページ範囲:P.559 - P.564

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 心筋トロポニンTは,心筋細胞内で筋原線維に94%,細胞質可溶性分画に6%と特徴的な分布をしていることから,その遊出動態を分析することにより種々の心筋傷害の病態生理を分析することが可能である.本稿では急性心筋梗塞の早期診断,再灌流療法の評価,不安定狭心症における心事故発症の早期予知などについてレビューする.さらに特異性と鋭敏性を向上した第二世代のELISA測定系,スティック上で末梢血をそのまま滴下して異常値を判定できる迅速判定法などの有用性についても述べる.〔臨床検査 40:559-564,1996〕

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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