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文献概要
今月の主題 性感染症(STD) 総説
産婦人科からみたSTD
著者: 川名尚1
所属機関: 1東京大学医学部附属病院分院産科婦人科
ページ範囲:P.639 - P.644
文献購入ページに移動 性感染症は,女性にとって単なる性器の感染症というだけでなく,母子感染や不妊症など生殖現象に影響を与え,また子宮頸癌にも大きく関わっている.最近では,ウイルスやクラミジアによる性感染症が問題となっている.感染しても無症候のことも多いため制御が難しい.特にウイルス性性感染は,確立した治療法がなく,またワクチンも作られていないので困難である.性感染症は,性活動が活発になった今日,旧くて新しい疾患である.〔臨床検査40:639-644,1996〕
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