icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床検査40巻6号

1996年06月発行

文献概要

今月の主題 性感染症(STD) 総説

産婦人科からみたSTD

著者: 川名尚1

所属機関: 1東京大学医学部附属病院分院産科婦人科

ページ範囲:P.639 - P.644

文献購入ページに移動
 性感染症は,女性にとって単なる性器の感染症というだけでなく,母子感染や不妊症など生殖現象に影響を与え,また子宮頸癌にも大きく関わっている.最近では,ウイルスやクラミジアによる性感染症が問題となっている.感染しても無症候のことも多いため制御が難しい.特にウイルス性性感染は,確立した治療法がなく,またワクチンも作られていないので困難である.性感染症は,性活動が活発になった今日,旧くて新しい疾患である.〔臨床検査40:639-644,1996〕

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?