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学会だより 第11回日本環境感染学会総会
院内感染を幅広い視点で展望
著者: 田場秀樹1
所属機関: 1琉球大学医学部第一内科
ページ範囲:P.650 - P.650
文献購入ページに移動 1996年2月16~17日の2日間にわたり,第11回日本環境感染学会総会が琉球大学第一内科教授齋藤厚会長のもと,東京都にて開催された.関東地方には大雪警報が発令され,会場に隣接する東京タワーも雪化粧に身を包むなど真冬の様相を呈していたが,1,000人近くの参加者で賑わう会場内では活発な討論が展開され,熱のこもった学会となった.
ここ数年来,社会問題にまで発展したMRSA院内感染を契機として院内感染対策に対する関心が確実に高まっているが,本学会では院内感染対策に従事する医師ばかりでなく看護婦や臨床検査技師,薬剤師などのコ・メディカル・スタッフが一堂に会し,毎回各方面からの研究成果が報告されることが1つの特徴となっている.特に今回は,齋藤会長の言葉を借りると"新たな第一歩を踏み出す記念すべき時期である"との観点から"院内感染を幅広い視点で展望していくことを主題"としたプログラムの構成がなされていた.
ここ数年来,社会問題にまで発展したMRSA院内感染を契機として院内感染対策に対する関心が確実に高まっているが,本学会では院内感染対策に従事する医師ばかりでなく看護婦や臨床検査技師,薬剤師などのコ・メディカル・スタッフが一堂に会し,毎回各方面からの研究成果が報告されることが1つの特徴となっている.特に今回は,齋藤会長の言葉を借りると"新たな第一歩を踏み出す記念すべき時期である"との観点から"院内感染を幅広い視点で展望していくことを主題"としたプログラムの構成がなされていた.
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