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文献詳細

雑誌文献

臨床検査40巻6号

1996年06月発行

文献概要

今月の主題 性感染症(STD) 病原体と病態

ヒト乳頭腫ウイルス

著者: 岩坂剛1 杉森甫1

所属機関: 1佐賀医科大学産科婦人科学教室

ページ範囲:P.663 - P.668

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 性感染症としてのヒト乳頭腫ウイルス(HPV)感染は,単に外性器に疣贅を形成するというだけでなく,不顕性感染あるいは潜伏感染の形で,自覚されないまま広く蔓延している.そして,子宮頸部への感染は頸部異形成から頸癌に至る病変を引き起こしていると考えられているし,また腟および外陰への感染はそれぞれ腟癌,外陰癌の発生に関与していると考えられている.同様にして,男性においては,HPV感染が陰茎癌の発生に重要な関わりを持つと考えられている.〔臨床検査40:663-668,1996〕

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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