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文献詳細

雑誌文献

臨床検査40巻6号

1996年06月発行

今月の主題 性感染症(STD)

検査法とその問題点 顕微鏡による同定

細胞診

著者: 広川満良1 椎名義雄2

所属機関: 1川崎医科大学病理学教室 2杏林大学保健学部細胞診断学教室

ページ範囲:P.673 - P.678

文献概要

 元来,細胞診は癌のスクリーニングのための検査法であるが,性感染症(STD)の診断においても重要な検査法の1つである.細胞診で診断可能である代表的なSTDとして,単純ヘルペスウイルス感染症,ヒト乳頭腫ウイルス感染症,クラミジア感染症,腟トリコモナス症などがあり,それらの細胞学的特徴について解説する.細胞診におけるSTDの診断は,他の検査法に比べて感度は低いものの,特異性は比較的高く,また,簡便で,安価で,迅速性があり,有用な検査法である.〔臨床検査40:673-678,1996〕

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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