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今月の主題 性感染症(STD) 検査法とその問題点 新しい免疫学的検査法・遺伝子診断法
クラミジア・トラコマティス
著者: 広瀬崇興1
所属機関: 1札幌医科大学医学部泌尿器科
ページ範囲:P.693 - P.698
文献購入ページに移動 クラミジア・トラコマティスは男子尿道炎や子宮頸管炎などの性感染症の最も代表的な起炎微生物である.その診断法はここ十数年間で目覚ましい進歩を遂げ多数の方法が開発された.分離培養法,免疫学的検査法,遺伝子診断法などによる検出法と,直接感染細胞を採取できない深部感染症の補助診断となる血清抗体検査法がある.これらについてはコスト,特異性,感度,簡便性,迅速性などについてそれぞれ特徴を有する.〔臨床検査40:693-698,1996〕
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