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文献詳細

雑誌文献

臨床検査40巻6号

1996年06月発行

文献概要

資料

PCR法による喀痰中の結核菌の検出

著者: 竹内悦男1 高井元彦1 北川正晴1 横田総一郎1

所属機関: 1国立療養所刀根山病院研究検査科

ページ範囲:P.747 - P.750

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 肺結核患者の喀痰について従来法,集菌法,PCR法を行い3法を比較した.その結果,PCR法は塗抹,培養に比べ検出率が高かった.従来法とPCR法の時系列比較では,従来法が陰性化した後もPCR法で陽性の持続する例が多かった.したがって,PCR法は迅速性に優れ感度も高いことから,スクリーニング検査として有用であると考えられる.一方,PCR法による治療効果の判定は今後の検討が必要であると思われる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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