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文献詳細

雑誌文献

臨床検査40巻9号

1996年09月発行

文献概要

今月の主題 動脈硬化とリポ蛋白 低比重リポ蛋白

酸化低比重リポ蛋白

著者: 長幹麿1 北徹1

所属機関: 1京都大学医学部老年医学

ページ範囲:P.1037 - P.1042

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 粥状動脈硬化の初期病変形成には,血中低比重リポ蛋白(LDL)由来の変性LDLと,それをスカベンジャーレセプター経路で取り込み泡沫細胞化したマクロファージが重要な役割を果たす.酸化LDLは生体内に存在する可能性が最も高い変性LDLである.現在,酸化LDLには,マクロファージのみならず血管内皮・平滑筋・Tリンパ球といった粥状動脈硬化巣の構成細胞に対する多彩な生物活性や,その取り込みを支えるレセプターが明らかになりつつある.〔臨床検査40:1037-1042,1996〕

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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