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今月の主題 動脈硬化とリポ蛋白 低比重リポ蛋白
酸化低比重リポ蛋白
著者: 長幹麿1 北徹1
所属機関: 1京都大学医学部老年医学
ページ範囲:P.1037 - P.1042
文献購入ページに移動 粥状動脈硬化の初期病変形成には,血中低比重リポ蛋白(LDL)由来の変性LDLと,それをスカベンジャーレセプター経路で取り込み泡沫細胞化したマクロファージが重要な役割を果たす.酸化LDLは生体内に存在する可能性が最も高い変性LDLである.現在,酸化LDLには,マクロファージのみならず血管内皮・平滑筋・Tリンパ球といった粥状動脈硬化巣の構成細胞に対する多彩な生物活性や,その取り込みを支えるレセプターが明らかになりつつある.〔臨床検査40:1037-1042,1996〕
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