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文献詳細

雑誌文献

臨床検査40巻9号

1996年09月発行

文献概要

今月の主題 動脈硬化とリポ蛋白 コレステロールエステル転送蛋白

リポ蛋白A-Ⅰ

著者: 近藤和雄1 蔵田英明2 貴堂としみ3 板倉弘重4

所属機関: 1国立健康・栄養研究所臨床栄養部 2東京慈恵会医科大学第三内科 3国立健康・栄養研究所臨床栄養部 4国立健康・栄養研究所

ページ範囲:P.1051 - P.1056

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 リポ蛋白A-Ⅰ(LpA-Ⅰ)は,HDLの抗動脈硬化作用の本体として脚光を浴びているリポ蛋白である.このアポ蛋白A-Ⅰのみを持ったLpA-Ⅰが組織からコレステロールを引き抜くときの主役であることが,わかってきた.LpA-Ⅰの測定法の開発も進み,虚血性心疾患,糖尿病性腎症,アルコール多飲症などでの,LpA-Ⅰの低下が報告されている.最近では,LpA-Ⅰの中でpreβ位に移動度を持つpreβLpA-Ⅰに注目が集まっている.〔臨床検査 40:1051-1056,1996〕

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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