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文献詳細

雑誌文献

臨床検査40巻9号

1996年09月発行

文献概要

研究

RT-PCR法を用いた遺伝子発現の定量的解析―FITC標識プライマーとDNAシークエンサーを組み合わせた高感度解析

著者: 吉田祥子13 北川昌伸2 神山隆一1

所属機関: 1東京医科歯科大学医学部保健衛生学科形態検査学 2東京医科歯科大学医学部感染免疫病理学 3現:東京大学医科学研究所病理学研究部

ページ範囲:P.1093 - P.1096

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 微量なサンプルを用いて遺伝子発現を定量的に解析する場合,ノーザンブロット法は,感度,作業の安全性,簡便さにおいて十分なものではない.今回,FITC標識プライマーを用いたRT-PCR法と,自動分析機であるDNAシークエンサーによる測定,解析を組み合わせて遺伝子発現の相対的な定量化が可能かどうかを試みた.その結果,この方法は迅速かつ簡便であり,検査室レベルでの使用に十分対応できるとの結果が得られたので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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