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研究
カラムスイッチングHPLC法による血中バンコマイシン測定
著者: 北橋俊博1 大場康寛1
所属機関: 1近畿大学医学部臨床病理学
ページ範囲:P.1097 - P.1100
文献購入ページに移動 微量血清直接注入カラムスイッチング高速液体クロマトグラフィを用いた特異的,迅速,高感度な血中バンコマイシン濃度測定法を開発した.クロマトグラムは高い分離度を呈し,直線性も良好であった.同時再現性のCVは1.03~1.76%,回収率は96~100%,最低検出感度は0.03μmol/1(S/N=3)である.蛍光偏光免疫測定法とも高い相関性を示した(r=0.987).本法は前処理不要でカラムの耐久性にも優れ,高精度,低コストで迅速に適応できる日常検査法である.
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