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文献詳細

雑誌文献

臨床検査40巻9号

1996年09月発行

文献概要

資料

Helicobacter pylori輸送培地(ポルタジャーム・ピロリ)の検討

著者: 大内裕敬1 林俊治2 木村浩一2 塚本尚行1 加藤元嗣3 西川恵子3 工藤峰生3 浅香正博3 藤井暢弘2

所属機関: 1大給臨床検査所 2札幌医科大学医学部微生物学講座 3北海道大学医学部内科学第三講座

ページ範囲:P.1101 - P.1103

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 Helicobacter pyloriは慢性胃炎,胃・十二指腸潰瘍および胃癌の発症における重要な病原因子である.現在,H.pyloriの培養検査の需要が高まっている.そのためには,医療施設からH.pyloriの存在が疑われる胃粘膜生検組織を検査施設まで輸送する必要がある.しかし,本菌は生育条件が厳しく,輸送に当たっての取り扱いには細心の注意が必要である.今回,筆者らはH.pyloriの輸送を目的に開発された輸送培地:ポルタジャーム・ピロリ(bioMér-ieux社)の検討を行ったところ,その有用性が確認された.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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