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今月の主題 フローサイトメトリー―最近の進歩 技術解説
細胞表面マーカー分析
著者: 佐藤尚武1
所属機関: 1順天堂大学医学部臨床病理学
ページ範囲:P.1117 - P.1122
文献購入ページに移動 細胞表面マーカー分析は現在マルチカラー分析が主流であり,さらに細胞(膜)内抗原分析を組み込んだ分析が普及しつつある.血液・造血器腫瘍細胞抗原検査では,使用抗体に関して標準化の動きがある.3~4種の蛍光色素を使ったマルチカラー分析で,ある種の抗体の反応性をgatingに利用する方法が開発された.これにより,散乱光特性を利用した従来のgatingに比べ,より正確に測定対象細胞を選び出すことが可能となった.
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