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文献詳細

雑誌文献

臨床検査41巻12号

1997年11月発行

文献概要

今月の主題 標準物質 標準物質の活用

標準物質による正確さの確認と校正法

著者: 細萱茂実1 尾崎由基男2

所属機関: 1山梨医科大学医学部附属病院検査部 2山梨医科大学臨床検査医学講座

ページ範囲:P.1645 - P.1650

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 標準物質を用いた正確さの確認と測定法の校正は,臨床検査の標準化における実践上の最も重要な過程である.正確さを適切に確認しまた伝達するには,測定体系に関する基本的な理解と,それらを具体的に実践する方法論に関する知識が不可欠である.そのためには,分析化学的技術と計量論的アプローチの両者が必要であり,ここではそれらの統計的側面を中心に考察する.特に,校正に関与する変動要因の制御と,測定法間の患者検体と標準物質の間の比例互換性(com-mutability)の評価は,正確さを伝達・維持する際の要となる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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