文献詳細
文献概要
シリーズ最新医学講座―遺伝子診断 Technology編
PCR-PHFA法
著者: 岡孝紀1
所属機関: 1湧永製薬(株)バイオ研究所
ページ範囲:P.1661 - P.1665
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近年の遺伝子操作技術の進歩により,多くの病気と遺伝子変異との関連が急速に解明されている.遺伝子診断によりこのような遺伝子の変異を検出することで,病気の出生前診断や癌の早期診断が可能である.また,ヒト白血球抗原(HLA)や血小板型抗原のような遺伝子の多型を調べることにより,骨髄移植や適切な輸血が可能となる.
今回ここで紹介するPCR-PHFA (PCR-Preferen-tial Homoduplex Formation Assay)法1,2)は,標識デオキシリボ核酸(DNA)と非標識DNAが完全に同一の配列を持つか否かを,マイクロプレートによるELISAの操作により簡単に判定する方法である.この方法は特定の変異遺伝子,あるいは遺伝子多型の検出だけでなく,位置,種類の不特定な遺伝子変異の検出をも可能とし,しかも大量の検体処理に適したものである.
近年の遺伝子操作技術の進歩により,多くの病気と遺伝子変異との関連が急速に解明されている.遺伝子診断によりこのような遺伝子の変異を検出することで,病気の出生前診断や癌の早期診断が可能である.また,ヒト白血球抗原(HLA)や血小板型抗原のような遺伝子の多型を調べることにより,骨髄移植や適切な輸血が可能となる.
今回ここで紹介するPCR-PHFA (PCR-Preferen-tial Homoduplex Formation Assay)法1,2)は,標識デオキシリボ核酸(DNA)と非標識DNAが完全に同一の配列を持つか否かを,マイクロプレートによるELISAの操作により簡単に判定する方法である.この方法は特定の変異遺伝子,あるいは遺伝子多型の検出だけでなく,位置,種類の不特定な遺伝子変異の検出をも可能とし,しかも大量の検体処理に適したものである.
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